徒然なるままに、日ぐらしP/Cに向ひて――
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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2012年7月5日(木曜日)

それでも私利私欲ですか?

カテゴリー: - flyman @ 22時51分12秒

民主も自民も、その他の党も、政権闘争は東北の復興よりも大事ですか?
自分の議席は被災者の生活よりも優先するのですね?

平塚市は明日から七夕祭りだ。期間は3日間。すでに飾り付けや、屋台の準備もが始まっている。

先日、NHKの『キミたちの未来 僕たちの選択 ?時任三郎 世界エネルギーの旅?』という番組を見た。番組内容は『時任三郎がエネルギーの未来を探るヨーロッパの旅。脱原発のドイツ、自然エネルギーのデンマーク、核廃棄物処理のフィンランド、その選択と決断は?』というもの。
脱原発を宣言したドイツは、一部では、「フランスから電力が買えるのだから、原発の押しつけに過ぎない」とも言われているが、全く違った。ドイツも以前は日本と同じように電力会社は独占企業だった。チェルノブイリの事故を契機に、電力会社の抵抗にもめげずに自分たちで自然エネルギーの会社を立ち上げたのは普通の主婦だった。主婦の行動に町全体が同調し、それが今、国中に広がったのだ。今では電力は100以上の会社から、選んで買えるようになっている。ドイツ人らしい、物事を論理的に考えた結果と言えるだろう。
デンマークでは、原発建設計画に国民が反対し、自然エネルギーを拡充していく道を選んだ。ゼロから風力発電設備を作り、今では輸出国になっている。
世界で唯一、核廃棄物の最終処分場を建設中のフィンランドでは、電力会社の本社が原発に隣接している。まあ、それが良いとも思えないが、それは電力会社の矜持なのだろう。最終処分場もその近くの地下に作られている。
電力会社社長へのインタビューでは、25万年程度の保管期間を考えているが、それだけの期間、安定している地殻など無いし、最悪の場合、放射能が漏出してくる可能性もあると言っていた。それでも、出来てしまった核廃棄物を次の世代まで放置しておけないので、いま選択できる最善の策として、最終処分場を建設しているのだそうだ。

物事を論理的に考え、間違いを正していくドイツ、強風をエネルギーに変えたデンマーク、今そこにある核廃棄物を後世にそのまま放置しない道を選んだフィンランド。
日本が進むべき道がこれら3カ国と同じとは限らないが、ウソと誤魔化しで大飯原発を再発電させたこの国に、未来はあるのだろうか。


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