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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2011年3月23日(水曜日)

福島第一の事故は、報道されている以上に深刻なのではないか

カテゴリー: - flyman @ 22時56分09秒

都内の浄水場で、水道水から放射性物質が検出された。
乳児の摂取のみ控えるよう指導されていて、専門家は、連続して摂取しても健康に影響はないと言っている。
しかし、これは本当か?
彼らの試算は、飲んだ水に含まれる放射性物質が体内に留まることはない事を前提にしている。まんいち、肺内に放射性物質のチリが付着したらどうなるか。その放射性物質は放射線を出し続ける。放射線の強度は距離の二乗に反比例するから、身体に付着した放射性物質はかなり強力な放射線を浴び続けることになる。内部被曝だ。

国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告によると、一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度はわずか1ミリシーベルト(mSv)だ。

今回の福島第一原発の事故で、原発に反対する人の割合が増えているらしい。しかし驚いたことに、それでも半数近くの人が原発に賛成なのだ。
原発賛成派の人たちは、原発を安全だと考えているらしい。今回の事故でさえ、上手く収束させられるから、却って安全の証明になったと主張する人もいる。
いやはや、あきれるばかりだ。福島県を初め、北関東の広い地域の放射能汚染、付近住民の被曝、すでに今回の事故の処理は失敗している。汚染された土壌では、そのままでは今後数十年にわたって農作物の栽培も出来ない、チェルノブイリ状態だ。
百歩譲って原発が安全だとしても、前にも書いたとおり、人類に放射性廃棄物を無害化する力がない以上、放射能を子孫に押しつける原発を正当化出来る理由などない。


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