徒然なるままに、日ぐらしP/Cに向ひて――
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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2011年3月20日(日曜日)

強い南風で、あやうく帽子をなくすところだった

カテゴリー: - flyman @ 21時58分03秒

午後から、70-300 L + x1.4テレコンを付けてウォーキング。

この時期、コチドリはまだ早い。イカルチドリか?
トリミング
コガモは小群で、あちこちに散らばっている。
オオバン。バンもそうだが、近付くと離れていく。が、滅多に飛ばない。
DOではハレーションが酷くて使えなかった逆光のアングルが、Lになって使えるようになった。

東京電力は、今回の福島第一原発の事故を『天災』だと思っているんじゃなかろうか。

flymanが原発に反対なのは、

(1) 放射性廃棄物は、現在の技術では無害化できない邪悪な物質である
(2) 現行の原子力発電は、本質的に危険である
(3) 電力会社と国の原子力行政は、国民をだまして原発を建設している

という理由からだ。

(1)
現在の人類の技術では、原発から出される核廃棄物を無害化することが出来ない。これらを放置して、自然に無害化するまでの期間は100万年から数億年と言われている。どうすることも出来ないので、地中深くに埋めて、隔離しようとしているのが現状だ。これは臭い物に蓋をする行為で、子孫に邪悪なゴミを押しつけていることに他ならない。

(2)
聞いた話では、核融合炉は安全らしい。もちろん、そんな物が実現できる見込みなど無い。
現行の核分裂式の原発は、本質的に危険なのだ。
ちなみに、高速増殖炉も、……実現性は低そうだ。

(3)
原発が作られるとき、国や電力会社は『原子力発電所は安全』だと言い張った。
当時、『飛行機が墜落しても安全なのか』と考えた人も多かっただろう。恐らく、国や電力会社は飛行機の墜落事故など想定していなかったと思う。
いや、彼らは原発を作ることを前提に、阻害要因は『想定外』としたのだろう。飛行機が墜落して原発が無事とは考えづらい。アルカイダには想定できることが、国や電力会社には想定できないのか、または故意に想定していないのか、どちらかということだ。
当然、地震対策についても、自分たちの都合の良いようにしか想定していないのだろう。これは今回の福島第一のみならず、先の柏崎刈羽の事象でも明らかだ。

元々安全性に問題のある施設を経済性(それも核廃棄物の処理に掛かる莫大な費用を無視した)を優先し、国民を欺いて建設してきたのがいまの原子力発電所だと、flymanは思っている。
福島第一原発の事故は天災などではない、『人災』だ。
『東電、福島原発からの全員退避を打診 首相は拒否』こんな記事が出たが、これが本当なら、ふざけるな、だ。
『一方、東電関係者は「『撤退は許さない』というのは『被ばくして死ぬまでやれ』と言っているようなもの」だと不満を口にした』
東京電力は、被害者でも当事者でもなく、加害者だ。他に手がないのなら、東電社員は『被ばくして死ぬまでやれ』は当然だ。社長以下役員は特に率先して現場に行け。

原発は『トイレのないマンション』だ。その糞ダメが使用済み核燃料一時貯蔵プールだ。どこへも持って行き場がないから、一時貯蔵のはずの燃料プールにあふれんばかりに使用済み核燃料が入れられていた。それが今回の事故で白日の下にさらされたわけだ。
恐らく今回の事故で、日本の原子力発電は終焉を迎えることになるだろう。電力会社が『糞ダメ』を何とかする苦肉の策として持ち出してきたプルサーマルも、実現されることはあるまい。
もちろん、原子力に代わるエネルギーがそう簡単に手に入るわけもなく、しばらくは原子力の世話にならざるを得ないだろうが、国も電力会社も、これからは故意に避けてきたと思われる、自然エネルギーへの転換に、本腰を入れて取り組んで貰わないと困る。

ちょっと前の情報だが、
『再処理工場の稼働に反対する1』
など、いま一度読み返してみるのもいいだろう。自民党の河野太郎代議士のブログだが、自民党は嫌いでも、勉強になる。


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