反射鏡を絞ってみたら
描写の甘いレンズも1?2段絞るとぐっと冴えた描写になることは、写真に詳しい人なら誰でも知っている常識だろう。もちろん、開放から優れた描写のレンズもあるし、いくら絞ってもダメなレンズもあるが。
さて、ではなぜ絞ると描写が改善するのだろう?
絞る、ということは、レンズの周辺部を使わず、より中心に近い部分だけを使うということだ。
実はflymanにはこの辺りの理屈がよく判っていない。
レンズ周辺部の、屈折角度がきついところを使わないことで、
(1) 収差を減らす
(2) レンズ製造上の誤差の出やすいところを外す
といったことかと、漠然と考えていた。あるいは、開口面積を減らすこと自体も収差の減少に役立つかもしれない。
以下は、等倍にトリミングした画像だ。
見ての通り、屈折レンズでは絞りによる画質の改善は明らかだが、反射鏡ではほとんど改善していない。
反射鏡には色収差が無いことが影響しているのだろうか。
結局、なぜ屈折レンズは絞ると画質が改善するのか、なぜ反射鏡では改善しないのか、flymanには判らない。
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