徒然なるままに、日ぐらしP/Cに向ひて――
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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2009年11月11日(水曜日)

いかにもリコーな、ヘンテコリン カメラ

カテゴリー: - flyman @ 23時22分23秒


上空を行くケリ。まだ数は少ない。シーズンになるとよく一緒に見かけるタゲリは、まだ来ていないようだ。

さて、リコーから新しいコンデジが発表になった。
リコーGXR、合体式のコンデジだ。
レンズ、撮像素子、画像処理エンジンを一体化したユニットとし、交換可能としている。最初に発売されるのは、『A12 50mm F2.5 Macro』と『S10 24-70mm F2.5-4.4 VC』だ。前者はAPS-Cサイズの撮像素子、後者は1/1.7インチ撮像素子との組み合わせだ。
リコーは、ユニット化することで、レンズ、撮像素子、画像処理エンジンを最適化できるとしている。それは確かにそうだろうが、はたしてそこまでのニーズがあるのか、『GXR が5万円前後、A12 が7万円前後、S10 が4万円前後』という店頭予想価格を見ると、甚だ疑問に思われる(安ければアリだろうけど)。
ユニット化することで画質を向上させるのも一つの方向性だろうが、折角だからもっと遊べる組み合わせを考えても良いのではないか。具体的には、ボディ、撮像素子+画像処理エンジン、レンズ、の3分割方式はネット上のコメントを見てもニーズがありそうだ。ライカのMマウントなら既存のレンズ群がそのまま使える上、APS-C素子でもケラレないし、どうだろう。
すべての一眼レフ、レンズ交換式(えせ)一眼、ライカM9などのレンジファインダーでは、撮像素子と個別のレンズで最適化が図られているわけではないが、ユーザーはそれに不満を抱いてもいない。いや、最適化されれば良いとは思うが、その為に本来は寿命の長いレンズを撮像素子の寿命と共に捨ててしまうことには抵抗がある。
レンズは数十年経っても使えるが、電子部品はきっと死んでるよね。

私の無茶な希望を言えば、キヤノンからAPS-Cサイズ自社製C-MOS撮像素子+DIGIC4+Mマウントのユニットが廉価で出てくれれば、と思う。EOSマウントでも良いが、サイズ的に厳しそう。
キヤノンがダメでも、サードパーティー製ユニットの出現には期待したい(買うかどうかは判らないが)。

『A12 50mm F2.5 Macro』がVC(手振れ補正)でないところを見ると、APS-CセンサーにVCを組み合わせるのはサイズ的に難しかったんだろう。でもどうにかして欲しかった。


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