DELL T300は、タワー型のサーバー機だ。今回、これにWindowsXPをインストールしてみた。
今回対象としたマシンのスペック上の特徴としては、CPUに Core 2 Duo E6305、メモリ2GB x 2、HDD 500GB x 2 を SAS6iR にて RAID 1(ミラーリング)構成にしている。GPUは ATI ES1000、NICにはBroadcom NetXtreme が採用されている。サウンド機能はない。自宅でゲームをしたり、DVDを鑑賞したりするのには向かない。
さて、これにWindowsXPをインストールする際の最初の関門はRAIDカードだ。これのおかげで、インストール時にハードディスクが認識されず、先へ進めないのだ。カードを抜く、という手もあるが、今回はWindowsXP用のドライバを用意して対応した。
インストール時にドライバを読ませるため、別途USB接続のFDDを準備したが、これはIBMのThinkpad R30用のものを流用した。
まず、LSI Logic のサイトから、LSI SAS 1068Eのドライバを落としてきて、FDに入れておく。
Windowsのインストーラーが起動したところでF6キーを押して、FDに落としたRAIDドライバを読ませる。これでディスクが認識された。
次なる難関(?)は、ネットワークインターフェースカード(NIC)だ。今やネットワークに接続出来なければ何も始まらない。
と、いう訳で、まだネットワークに接続出来ていないので、こちらもFDにドライバを落とす。
Broadcomからドライバを取ってくる。
デバイスマネージャで『?』の付いているNIC2個のドライバをFDから読み込ませる。これでNICが生き返る。
ここからはネットワークからのドライバダウンロードが可能になる。
次にビデオドライバを何とかする。
使われているビデオチップは ATI ES1000 だ。ビデオのドライバは同一チップを使用している物はほとんどどれでも使えるのだが、ここは DELL のサイトからVGAドライバを落とす。これはWindows系OSに対応しているので、XPでも動作する。
今回のディスプレイは解像度が1680×1050ピクセルのものだが、ビデオドライバをインストールすることで無事に対応した。
これで普通にWindowsXPが使えるようになった。
音源カードがないのがちょっと寂しいが、この後このマシンは開発用としてカスタマイズしていく予定だ。