税金払っても――
横浜駅東口前の歩道、私を含め帰宅を急ぐ人、遊びに行く人、思い思いに歩いている中を、ベルを鳴らしながら疾走していくおばちゃんの自転車。
交番の前に立つ警官は止めるどころか見向きもしない。今日に始まった事じゃない、頻繁に通過する自転車をいつも無視している。
で、聞いてみた「なんで取り締まらないの?」
「ここはJRの敷地なので、取り締まる権限が無いんです」
警官の答えはもっともに聞こえる。
が、しかし。
「でも携帯電話で話しながらの自転車は止めてるよね?」
「それは危ないから」
いやはや。歩行者を蹴散らして走る自転車は危なくないとでも???
なぜ道路交通法では歩行者と車両で通行場所を分けているんだ? 危なくないなら、自転車も歩道を走らせたらいい。
JRの敷地は無法地帯か? 事件が起きるまで取り締まらないの? なら、駅前の歩道はバイクや自動車で走っても良いわけ?(JRの取り決めは別として)
あの一帯は『はまルール』で禁煙のハズで、あちこちに表示も出ているが、JRの敷地=私有地内は市の条例なんか適用されないよね、誰かの家の庭みたいなもんでしょ? 実際、取り締まりを見たことがないけど。
結局、駅のホームやコンコース、そして駅前広場などで公有地でない場所では警察は市民を守らない訳だ。まあ、ウチの周りじゃ公有地ですら守られちゃいないけど(痴漢が出た、と警察に連絡したら、で、どうして欲しいのか、と言われた)。
さて、警察権の考え方にも色々あると思うが、『本来個人が持っている自衛権を放棄する代わりに、共有の組織として警察を作った』のだと私は思っている。警察を維持するために、我々は税金を払っている。その警察が雇い主を守らないのなら、税金は返して貰って、それでスタンガンでも買った方がマシではないか? 日本もアメリカみたいに自分の身は自分で守らないといけないらしい。
交番の前の警官が、ナビタイムの代わりにしかならないと知って、今日はショックだった。
――以前に、その交番の警官があの白塗りの自転車で歩道を走っているのを見たことがある。別に緊急時にも見えなかったが。これが神奈川県警のレベルってことか。警視庁のある東京都民がうらやましい――
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