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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2009年6月2日(火曜日)

核には核で

カテゴリー: - flyman @ 20時39分09秒

オンライン版朝鮮日報のコラム『核には核で』を読んで、とても驚かされた。
記事は北朝鮮の核の話である。その中で記者は、北朝鮮が核を放棄することはない、と断じている。対話はムダ、というわけだ。
記事は『北朝鮮の核は、必然的に日本の核武装を刺激することになる。イ・サンヒ国防長官が語るように、「核には核で対抗するのが基本戦略」だ。韓国は今、北朝鮮の核保有を既成事実化した上で、国家安全保障戦略を大きく修正すべき時期を迎えている。』と締めくくられている。
つまり、北朝鮮の核保有に対抗して、日本が核武装するのは『必然』であり、それが『基本戦略』と認めているのだ。そして、韓国はその様な状況に合わせて『国家安全保障戦略を大きく修正すべき』と結論づけている。
私が驚いているのは、韓国が日本の核武装をまるで容認するかのような見解を述べている点だ。当の我々日本人は、日本が本当に核武装をすることなど無い、と思っている(思っているよね?)。その代わりが日米安全保障条約なのだと理解している。
韓国は、東アジアに『核には核で対抗する』勢力図が産まれることを『既成事実』として見ているのだろうか。そうしなければ北朝鮮を押さえることが出来ない、と見ているのだろうか。

以下は私の勝手な意見だが、
もし北朝鮮の暴走を止めるのに核によるバランスが必要というのなら、すでにアメリカの核がある。いまさら例え日本が核を持ったとしても抑止力としての効果はさほど期待できそうにない。むしろ中国を刺激して新たな緊張を生むだけだろう。
私はむしろ、アフガニスタンやイラクでの出来事を思い出す。特に中国がこのまま北朝鮮の暴走を止められないのなら、北朝鮮が本当の核保有国、そしてICBM(大陸間弾道弾)保有国になる前に、アメリカが強硬手段に出るのではないか。北朝鮮の核は、韓国でも日本でもなく、アメリカに向けられるのだから。中国にとっても、日本の核保有よりは北朝鮮の消滅(韓国に併合)の方が納得できるのではないか。
さて、オバマ大統領はどう出るか。

大黒埠頭上空辺りか。4機のジェット戦闘機がアクロバット飛行を行っていた。が、機影は撮影出来ず。――仕事中につき、待っているわけにもいかず……

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