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フルカスタムの
ウクレレ製作に挑戦! その11



ついにハワイアン・コアのウクレレを作ってしまった。やっぱり途中で何度も息切れして、それでも何とか夏前に完成!
出来は……次回作は、頑張るぞっ!

今回使った材料です。
ボディ
   サイド   ハワイアン・コア
   トップ   ハワイアン・コア
   バック   ハワイアン・コア

ネック、ヘッド  メープル

指板       黒檀

ブリッジ     黒檀

ナット      人工大理石

サドル      人工大理石

ペグ       グローバー


コアの買い置きはこれの他に、AAAAグレードの物もあるのだが、そちらはほとんどコレクションと化している。いや、そのうち使いますよ、ウデが上がったら。――いつだ?
というわけで、StewMacで買った、4727 AA straight curl set をブックマッチ。
サイドも対になった部分を切り出す。
この辺りは二台分を平行して作っている。
パーフリングにはラミネートアバロン(アバラム)のストレートを使用した。これもStewMacの、4436 Straight, 3 pieces, 15.75" total (400mm)だ。
トップはこんな感じ。まあ、大失敗は、ない。
これはサイドにライニングを接着しているところ。ベンディング中の写真は、無し。そんな余裕も無し。
バック側はコアのソリッドなライナー、トップ側はカーフドライニングという、定番。
バック側プレーシングは、特に凝ったことはしていない。
ラベルを貼りましょ。
位置が低いので、サウンドホールから見えにくいぞ。
トップ側プレーシングもシンプル。
ただし、ブリッジ裏に補強板を貼っている。これは新しい試みだ(カマカの真似だけど)。
ボディを箱にしている。輪ゴムだけでいいと思う。
こちらはネック。ホームセンターで調達した20mm厚のメープルだ。
いつものようにヘッド部を手鋸で約14°にカット、ヘッド側の厚さを10mmまで削る。
それを反転させて接着、ヒール部にもメープル材を接着する。
ベルトグラインダーで大まかな形に削る。
細かい部分はナイフや紙ヤスリなどで、何とかする。
やっぱりネック作りは好きじゃあないなあ。
ほぼ完成。ネックが出来ると、ほっとする。
指板は、ホームセンターで買った5mm厚のエボニーを3mm程度に削ったもの。エボニーは結構いい値段するが、今回はボディがコアということで、ちょっと贅沢をした。
今回はじめて指板のマークにもアバロンを使用した。……いちだんと全体の印象が暗くなった(^_^;
三点セットが揃ったら、ドッキングだ。
指板もドッキング。
ブリッジもエボニーで作った。少し大きめ。
そんなこんなで、一応完成だ。
後ろ姿が、コレ。
Ko'olauのゴールド弦を張っている。黒弦よりも柔らかく、透明弦よりは堅い感じだ。
グレードAAのストレート・カールがこの程度。
そこそこ杢が出ていて、悪くないと思う。が、塗装が、ねぇ。



音質は思ったほどには堅くなく、マホガニーより若干柔らかい印象だ。とはいえ、朴やメープルに比べれば硬調なカラッとした音がする。
色合いは、カミさん曰く『新しいのに古くさい』。メープルのネックのみ着色し、コアのボディ部はクリアー塗装だが、それでも色合いはちょっと暗い。
平行して作っていたもう片方は、まだサイドのベンディングもしていない。ちょっとやる気を充電しないと、手を付ける気が起きない。



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